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2014年8月28日木曜日

菜園界隈

 今朝の盛岡市の最低気温は15.7度、かなり涼しくなって秋の気配が感じられるようになりました。写真は盛岡市の繁華街、菜園あたりのスナップです。ストリートスナップには二眼レフがとても使いやすいのです。今回使ったレンズはMamiya-Sekor f=10.5cm 1:3.5です。一般的な二眼レフの標準レンズの80mmより画角が狭いのですが、意外と使いやすいレンズです。画角はライカ判換算で80mmは43mm相当、105mmは56mm相当です。105mmはポートレートでも使いやすいレンズです。


2014年8月25日月曜日

6月午後5時

 写真展「Waltz for Monochrome」にご来場頂きありがとうございます!昨日の日曜日のSoLUNAは満席の大盛況でした。今回、展示している写真は半切10枚、四つ切10枚、四つワイド5枚です。ポートレートやカメラの写真は四つ切、ストリートスナップは半切でプリントしています。この写真は職場近くで撮影したスナップです。

2014年8月21日木曜日

Waltz for Monochrome

 今回の個展はWaltz for Monochromeという題名をつけてみました。モノクロームフィルム、フィルムカメラ、そしてフィルムで撮影する人の三拍子が揃って初めて成立する写真展なのです。いずれも絶滅寸前ですが、特にモノクロームフィルムが危険です。今年になって富士フイルムのNeopan 400 Prestの生産中止やKODAKのTri-Xの品薄と大幅値上げなど状況の悪化に歯止めがかかりません。しかしモノクロームフィルムの味わい深い画質はデジタルカメラでは出せないのです。とくに二眼レフなど中判カメラの画質に匹敵するデジタルカメラはまだ少数でしょう。何とか頑張ってモノクロームフィルムで撮影し続けたいと思っています。
 それからもう一つ、モノクロ写真には古いアコースティックなJazzがとても良く似合うのです。お気付きの方も多いのではと思いますが、今回の写真展で流す音楽はもちろん!Bill Evansの代表作「Waltz for Debby」で決まりでしょう!言うまでも無いことですがこのアルバムは世界遺産に登録したいくらいの名盤です。何気なくBGMに流しても優しく美しい音楽ですが、じっくり聞き込むとそのほの暗さ、奥深さ、情感の豊かさに胸が締めつけられます。1961年6月25日の録音ですが素晴らしい音質で、この日のライブハウスの空気まで感じ取れるようです。
 モノクロ写真で喩えるのも何ですが、やはり音楽はアコースティックが良いですね。ピアノはハイライト、ベースはシャドウ、ドラムスはフィルム粒子を思い起こさせます。
 ところでこの写真は盛岡市の旧石井県令邸で撮影しましたよ。今回はモデルさんの後ろ姿を配置してみました。この女性のポートレートも写真展では展示していますよ。

2014年8月18日月曜日

She and her Rolleiflex 2.8A, and her seasons

 いよいよ今週から写真展 Waltz for Monochrome が始まります。古めかしいフィルムカメラとモノクロームフィルムで撮影した写真、スナップやポートレートなど25点を展示しています。写真展を見て頂いた方々が、もう一度フィルムカメラにフィルムを詰めてみたくなる、フィルムカメラが欲しくなる、しかも中判カメラが欲しい、あるいは二眼レフカメラを買ってしまった!となる事を目論んでおります。ご来場をお待ちしています。

2014年8月14日木曜日

一号館の黄昏

 写真展「Waltz for Monochrome」の搬入作業も無事に終わりました。搬入や展示にご協力頂いた方には厚くお礼申し上げます。今、会場のphoto and cafe SoLUNAはお盆休みに入っております。来週月曜日の8月18日から9月7日までの開催で木曜日が休館です。
 写真の世界はデジタルカメラが主流となってからフィルムの生産は縮小や中止が相次いでおります。しかしモノクロームフィルムはデジタルカメラと比較しても侮れない階調度を誇ります。今回の写真はネガフィルムを16bit TIFFでスキャンした画像をもとにプリントしています。モノクロームフィルムが入手可能な限りはフィルムでモノクロ写真を撮影し続けたいと考えております。
 写真展を見て頂いたお客様には、もう一度古いカメラにモノクロームフィルムを詰めてみたい、フィルムカメラが欲しくなった、あるいはフィルムカメラを買ってしまった、という方が一人でも多くなる事を密かに目論んでいる次第です。

2014年8月11日月曜日

涼 風

 盛岡市鉈屋町は古い町屋が多く残っている情緒のある町並みです。町屋の軒先には朝顔の植え込みが似合っています。古い町並みを撮影するのには古めかしいマミヤの二眼レフが適しているようです。
 ところで写真展の搬入もいよいよ明日になりました。今日は額装作業に追われています。写真のプリントをお願いしたカメラのキクヤさんには大変お世話になりました。ありがとうございます!

2014年8月7日木曜日

一丁目の黄昏

 職場近くのカメラ屋さんが面する本町通一丁目では、夏場にちょうど夕日が通りの方向に沈みます。黄昏時の逆光は見慣れた町並みに新鮮な表情を与えてくれるので、ついつい撮影してしまいます。
 この一丁目の黄昏は今度の写真展で展示する写真の候補です。実際にはプリントしてみてから採否を決める予定です。野鳥の写真展でも作品選びには実際にプリントしてみて広い場所に並べてみないと決められません。マックのモニター上では甲乙つけられなかった写真のチョイスが、実際の展示サイズのプリントではあっさり決まるのです。
 今回の写真展では25点の作品を選ぶのに40点ほどプリントしてみる予定です。

2014年8月4日月曜日

開運橋通にて

 暑中お見舞い申し上げます。盛岡も連日30度オーバーの真夏日が続いております。思いおこせば昨年の今頃は野鳥写真ばかりの個展「里人の野鳥譜」を開催させて頂いておりました。猛暑の時季の休日にずっとギャラリーで涼んでいられるのも悪くないと思いましたよ。