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2014年12月29日月曜日

師走の黄昏

 まもなく2014年の師走が暮れてゆきます。拙ブログをご覧の皆様にはどのような一年だったでしょうか。今年の盛岡は例年になく積雪が早く、12月上旬には根雪になりました。いつもの年ですとクリスマスから年末年始に寒波がやってきて本格的な冬になるのですが、今年は半月ほど季節の進み方が早かったような印象です。
 このまま穏やかな年の瀬を過ごして穏やかな新年を迎えたいものです。雪国の方々は雪の事故にお気をつけ下さい。来年もよろしくお願いいたします。

2014年12月25日木曜日

雪の内丸

 盛岡市内丸は岩手医科大学、岩手県庁、盛岡市役所などが建ち並ぶ街の中心部です。今年の冬は雪の降り始めが早く、12月上旬には根雪の状態になってしまいました。朝の通勤時間帯には冷え込みで凍った雪がとても滑りやすく、日中には溶けてシャーベット状になり、夜にはまた凍るというサイクルを繰り返していきます。写真の状態はシャーベット状です。今年の冬はモノクロフィルムで雪の写真を沢山撮影したいと思います。
 ちなみに背景の建物は岩手医科大学の図書館です。数年前にはこの塀のなかに紛れ込んだカモシカがいて夜中に大捕り物を繰り広げていました。県庁所在地の街の真ん中にカモシカが現れるような街なのです。

2014年12月22日月曜日

Rolleiflex 2.8F Planar

 昨年、スキャナーをEPSON GT-X820に買い替えたらブローニーフィルムのスキャンが出来るようになりました。そうするとブローニーフィルムで撮影してみたくなるのが人情というものでしょう。そんなわけでRolleiflex 2.8E, Rolleiflex 2.8F, Asahi Pentax 6X7, Mamiya C220, Mamiya C22と瞬く間に中判カメラが増殖してしまいました。
 Rolleiflex 2.8Fはちょうど昨年の今頃にお迎えしたカメラです。レンズはCarl ZeissのPlanar 1:2.8 f=80mmという素晴らしいレンズが付いています。このレンズは国産のレンズに比べて少し柔らかく繊細に写るように思います。ポートレートを撮影すると髪の毛の線が細く見えるのが不思議です。
 この写真はMamiya C220 professionalで撮影しました。このような至近距離での撮影はやはりマミヤの出番です。

2014年12月18日木曜日

Mamiya C22 professional

 いつも持ち歩いてモノクロ写真を撮影するのに愛用しているのがローライフレックスやマミヤCという二眼レフカメラです。現在、使用しているのはローライフレックス2台にマミヤ2台、ローライは2.8F planarと2.8E planar、マミヤはC220 professionalと C22 professionalです。
 マミヤ二眼レフの最大の特徴は蛇腹繰り出し機構による近接撮影が出来る所です。最短撮影距離は80mmレンズで35cm、55mmレンズで24cmです。これはローライフレックスには真似できないマミヤの長所と言っていいでしょう。この写真はC220に80mmの標準レンズで撮影しました。
 二眼レフでありながらレンズが交換できるのも大きなメリットです。現在は55mm, 80mm, 105mm, 135mm, 180mmのラインナップが揃ってしまいました。写真のカメラはC22と105mmの組み合せです。他社の二眼レフでは75mmや80mmというやや広角気味の標準レンズが付いていますが、この105mmはライカ判換算で約58mm相当の画角が得られるのでポートレートなどに使いやすいレンズです。
 マミヤの唯一の欠点は重くて大きいことだと良く言われますが、鳥屋の私には無問題です。最も軽量なC220とSekor 80/3.7の組み合せでは約1.3kgとローライフレックス2.8Fより100g程重いだけです。C22に至ってはボディのみで約1.5kg、Sekor 105/3.5との組み合せでは約1.7kgもありますが、サンヨンを付けたD300よりは軽いです。マミヤは頑丈で故障の心配が少なく、6x6cmのフィルムから得られる画質の良さで手放せないカメラになっております。

2014年12月15日月曜日

カメラのキクヤ

 盛岡市本町通1丁目にあるカメラのキクヤさんにはかれこれ30年程もお世話になっております。フィルムの現像、写真のプリントはもちろんの事、中古カメラの購入、カメラやレンズの修理にもお世話になっております。
 カラーネガの現像とプリントは即日、モノクロフィルムは火曜日と金曜日の朝に出せば夕方までに現像をしていただけます。写真展に使うプリントもカラー、モノクロともすべてお願いしております。
 中古カメラもお手ごろな値段で楽しい物件を購入する事が出来ます。私のNikonF, F2, F3, F4, F4SやNikkorレンズ群、Pentax 6X7やTakumarレンズ群はほとんどキクヤさんでお世話いただきました。今後ともよろしくお願いいたします。


2014年12月11日木曜日

岩手医科大学一号館

 岩手医科大学の歴史は古く、明治30年設立の私立岩手病院、医学講習所、産婆看護婦養成所に端を発します。現存する建物では大正15年竣工の岩手医科大学一号館(旧岩手病院診療棟)が最も古く、岩手医科大学のシンボルともなっています。設計者は葛西萬司さんという建築家で、東京駅や岩手銀行本店の設計者としても知られています。
 現在、岩手医科大学は郊外の矢巾町への移転事業が進行中ですが、この一号館は何とか保存して頂きたい歴史の証人だと思います。時々この一号館を撮影しているのですが、季節の光によって様々な表情を見せてくれる素晴らしい被写体だと思います。盛岡は冬晴れの日が多いので、冬の低い陽光での撮影もお勧めです。


2014年12月4日木曜日

一周年

 師走に入って盛岡もとうとう雪が積もりました。拙ブログをご覧頂いている皆様におかれましてもご健勝のこととお喜び申し上げます。風邪など召されませぬよう慌ただしい師走を乗り切って行きましょう。
 さて本日で拙ブログを開設して一周年となりました。思い起こせば昨年の今頃は写真共有SNSのZorgのサービス終了に大騒ぎしておりました。Zorgメンバーの多くの素晴らしい写真を拝見させて頂き、とても有意義に過ごす事が出来た居心地の良い居場所だっただけに残念です。
 さて一周年にあたってアクセス解析をしてみました。全期間のブラウザ別のトラフィックはFirefox=39%, Chrome=24%, Safari=18%, MSIE=13%, Mobile=1%となりました。OS別のシェアはWindows=43%, Mac=34%, iPhone=7%, Linux=4%, Android=4%, iPad=4%などとなっています。直近の一か月ではMSIEは4%に低下しており、OS別でもMac=49%, Windos=31%となり、MSのシェア低下が目立ちます。写真を楽しむ人はMacユーザが多いのでしょうね。

2014年12月1日月曜日

MAMIYA-SEKOR

 マミヤの二眼レフにはレンズ交換可能という他に二眼レフにはない特徴があります。現在、手持ちのレンズは55/4.5, 80/3.7, 105/3.5, 135/4.5, 180/4.5の5本で、これらがあれば、ほぼ私の写真撮影には十分な気がしています。二眼レフではストリートスナップとポートレートの撮影が中心です。
 しかし、もう一本、是非とも欲しいレンズがあるのです。それは80mm f/2.8の標準レンズなのです。手持ちの80mm f/3.7は軽量で描写にも満足しているのですが、F値がもう一段明るいレンズを是非とも使ってみたくなりました。しかし標準レンズ単体で売っている事は少なく、ボディ込みの場合が多いのです。レンズとボディ込みでもマミヤはそれほど高価ではありません。ついつい買ってしまいそうです。そうなんです、これがマミヤ沼という状況なのでしょう。
 ちなみにこの写真は105/3.5で撮影しました。クローム鏡筒の古いテッサータイプで焦点距離が長めの標準レンズです。35mm判換算で58mmレンズに相当する画角は意外とポートレートに使いやすいのです。