ページ

2015年12月29日火曜日

光の粒 銀の雫

 先週までの盛岡は雪のない穏やかな師走でしたが、週末に一気に雪が積もっていつもの年の瀬らしくなってきました。盛岡は積雪量は多くないのですが冷え込みが厳しいので積もった雪が凍りついて溶けないのです。冬晴れと冷え込みが盛岡の冬の特徴でしょう。
 今年を振り返ってみますと色々な変化の多い一年でした。何かとご迷惑をおかけしてしまった皆様にはお詫び申し上げます。そんな中でも毎年続けることができて今年で6回目を迎えた「鳥撮りとりおの写真展6」や「中判モノクロ写真展」を開催できたことが何より良かったと思います。今後もライフワークとして野鳥撮影とモノクロフィルム写真を撮り続けたいと思います。
 また私がお世話をさせていただいている大学写真部の秋期部展も過去最大規模の作品展示(111点)と過去最高のご来場者(151名)に恵まれたことも大変良かったと思いました。部員さんの撮影技術や作品のレベルも相当な進歩を感じました。何より大学生の写真部としてモノクロフィルムや中判カメラを使いこなす姿勢は素晴らしいものです。
 今年も拙ブログにご訪問いただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。


2015年12月22日火曜日

暖冬

 今年の冬は雪が少なくて12月下旬だというのに盛岡市内は積雪がありません。通勤や休日のお出かけにも楽なのですが、もう直ぐクリスマスだというのに冬らしい風情が感じられないのが物足りないような気もします。
 いよいよ年の瀬ですが、年賀状やら忘年会やら雑用に追われる慌ただしい毎日です。

2015年12月15日火曜日

山猫軒

 宮沢賢治さんは岩手県のことを理想郷イーハトーブと呼びました。岩手県の各地には賢治さんゆかりの地があります。花巻市の宮沢賢治記念館の同じ敷地内にレストラン山猫軒があります。賢治さんの童話「注文の多い料理店」に出てくるのが西洋料理店「山猫軒」なのです。
 先日、花巻に足を伸ばした時に何年かぶりに宮沢賢治記念館に寄ってみました。ここは見晴らしの良い高台にあって周りは森の囲まれて野鳥の声に満ちています。お昼ご飯は山猫軒で済ませました。入り口を入ると「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません。」と書いてありますが、山猫に取って食われる心配はありません。安心して食事を楽しめるお店です。

2015年12月8日火曜日

残照

 師走に入って何だか慌ただしい毎日です。仕事もプライベートも雑用に追われていて毎年のことながら師走を実感しています。今年は暖冬の予報が出ていますが、予報通り盛岡もまだ根雪にはなっていません。今年の冬はどんな被写体に出会えるのか楽しみです。
 写真は盛岡の高松公園です。毎年のことながらオオハクチョウをはじめ多くの冬鳥がやってきます。満足できる野鳥写真が撮れない日には、せめてモノクロフィルムで風景やスナップを撮りたいと思うのです。

2015年11月30日月曜日

Mamiya RZ67 professional

 昨夜のNHKで写真家の荒木経惟さんの番組が放映されました。撮影現場のシーンもあったのですがペンタックス67などフィルムカメラで撮影なさっていましたね。撮影スタジオにペンタックス67の豪快なシャッター音が響き渡っていてとても迫力がありました。ペンタックス67といえばフィールドカメラのイメージですが、実にかっこよかったです。
 中判フィルムカメラではスタジオカメラといえばMamiya RZ67やRB67のイメージが強いですね。一時期はプロが使うスタジオカメラといえばハッセルブラッドのシェアが多かったようですがRZ67が登場してからはマミヤも相当なシェアだったと聞きます。写真のRZ67は中判モノクロ写真展を一緒に開催した写真仲間のものです。ハッセルブラッドのVシステムが生産中止になった現在も現行製品としてMamiya RZ67 professional II Dは生き残っています。中判フィルムカメラとして最後まで生き残っているのです。

2015年11月24日火曜日

秋部展お疲れ様でした!

 11月21日から3日間にわたって開催させていただいた大学写真部の秋部展も無事に終了しました。今年は写真部史上最高の111点の作品を展示することができました。またモノクロ写真も30点以上の作品を展示させていただきました。フィルムカメラとモノクロフィルムを使って撮影し、現像や引き伸ばしまで自分たちの手作業で作品を仕上げるのは大変な手間暇ですが、後輩たちに技を伝えていくのは貴重な経験だと思います。
 今回の秋部展にはおそらく過去最高の151名のお客様にご来場いただきました!来場者の皆様には厚く御礼申し上げます。また部員さんの写真に様々なアドバイスを頂きましてありがとうございました。写真部のキャプテン、幹部、部員の皆さん、お疲れ様でした!


2015年11月19日木曜日

Iwate Medical University

 いよいよ明日は大学写真部の秋部展の搬入です。盛岡駅西口のアイーナのギャラリーアイーナで11月21日から23日の3日間の開催です。最近は部員さんの中にも中判フィルムカメラを使うメンバーが増えてきたので写真の出来栄えもかなり期待しています。半切、A3あるいは全紙まで引き伸ばすと35ミリ判の画質は中判に比べて物足りなく感じてしまいます。私も全紙のモノクロ写真を展示する予定です。部員さんの写真がどれだけレベルアップしているのか楽しみです。写真部員の皆さん!明日は頑張りましょう!

2015年11月16日月曜日

大学写真部

 いよいよ今週末からの3連休は大学写真部の秋部展です。昨年は80点ほどの作品を展示できたのですが今年は90点以上の作品が集まりそうです。部員の皆さん、頑張ってますね!期待してますよ。
 この写真は卒業生のための記念撮影の模様です。薄暗いキャンパスモールでの撮影でトライエックスでも絞りf/4、シャッタースピードは1/8秒ほどでした。1/8秒の間に部員さんのスピードライトが発光した瞬間を偶然捉えることができましたよ。

2015年11月10日火曜日

白光舎

 11月に入ってようやく仕事も一段落と思いきや、まだまだ色々な雑用に追われる毎日です。休日はゆっくり紅葉や野鳥の撮影に出かけたいところなのですが、今年の晩秋は週末が天候不順で雨が多いのが残念です。仕方なく平日のお昼やすみにモノクロスナップを撮影しています。
 写真は職場ちかくにある洗濯屋さんです。ランチの時間は冷たい雨が降っていたのに急に晴れて日が差してきました。降り続いた雨が止んだ晴れ間は野鳥の撮影にも最適な撮影のチャンスなのですが、平日では仕方ありません。

2015年11月4日水曜日

佐藤写真館

 職場の近くに古い写真館の建物があります。この写真館ともう一軒の写真館が向かい合っているのです。もう一軒の写真館は廃業してしまったようですが、この写真館はまだ営業しています。写真館ではマミヤのRB67など中判カメラで撮影していたように記憶しているのですが、現在はどうなのでしょう。古い写真館をマミヤの二眼レフで撮影してみました。

2015年10月26日月曜日

発光体

 今月は休日が少なくあまり撮影に出かけていませんが、そんな中でも平日の日中にポチポチとスナップを撮影しています。資源ごみの回収日にふと見かけたゴミ袋です。ペットボトルを綺麗に洗浄してラベルをはがしてゴミ袋に詰め込むと、光の具合によってはなかなかのオブジェになりますね。

2015年10月20日火曜日

On the street

 10月も下旬だというのに週末に仕事や出張が重なって野鳥撮影や紅葉撮影に行けてません。仕方ないので職場近くの路上でストリートスナップを撮影しています。でもモノクロフィルムで撮るストリートスナップは意外と楽しめます。街中を見る目がモノクロ眼になっているのかもしれません。
 ところで先週末は名古屋出張だったので是非とも中古カメラ屋さん巡りをしなければ!と意気込んで行ってきましたよ。出張のお供にマミヤ6のようなコンパクトな中判カメラが欲しかったのですが、連れて帰ってきたのはまたしてもマミヤC330という巨大な二眼レフだったのです。これでマミヤはC22, C220, C330の3台になってしまいました。シンプルで軽量なC220と重厚長大なC330、どちらも使い易いカメラです。C330のレンズはSekor DS 105/3.5ですが、現在、鋭意テスト撮影中です。

2015年10月15日木曜日

3, 2, 1号配水タンク

 月曜日に配水タンク4.6号の写真をアップしましたが、撮影の際に近所で草刈りをしていた方に他の番号のついた配水タンクがあるのか、尋ねてみました。そしたら少し離れた場所に3号、2号、1号タンクがあるそうです。これは是非とも撮影して帰らねば、と思って小一時間ほどかかって探しましたよ。一応まとめてアップしておきます。3号と2号の撮影には55mmの広角レンズ、1号の写真には135mmの望遠レンズを使いましたよ。
 ところで日曜日までの3日間出張で名古屋に行ってきます。もちろん名古屋の中古カメラ屋さんもしっかり巡回してくる予定です。出張には二眼レフは嵩張るのでスプリングカメラが欲しいところです。どんな出会いがあるのか楽しみです。



2015年10月12日月曜日

4.6号

 今年の4月6日にアップした「4.6」という謎めいた建造物の写真を「中判モノクロ写真展」で展示したところ、多くのお客様から「この建物は何ですか?」「潜水艦みたいですね?!」などのご質問を頂きました。そこでこの謎を調査するため「4.6」を探しに行ってきましたよ。数カ月前の記憶を辿って彷徨い夕方ようやく「4.6」を見つけ出しました。数枚マミヤの二眼レフで写真を撮影していたら幸運にも近くで草刈り作業をしている方がいましたので「この建物は何ですか?」とお聞きしてみました。これは田圃の配水タンクだそうでした。山王海ダムなどが出来る前から使われていたそうです。この配水タンクには4号パイプラインと6号パイプラインが接続しているので「4.6」という数字が表示してあるとの事でした。

2015年10月8日木曜日

AFTER THE RAIN

 盛岡駅西口のギャラリーアイーナでは10月3日から12日まで鶴田厚博さんの個展「AFTER THE RAIN」が開催されています。鶴田さんは岩手県釜石市出身で横浜市在住の写真家です。トライエックスで撮影してバライタ紙に焼いた本格的なモノクロプリントなど約70点が展示されています。釜石や盛岡のほか横浜などで撮影された少しローキーでハイコントラストなモノクロプリントはフィルム写真好きの心に響きます。また震災前の釜石の町並みが情感豊かに捉えられており貴重な写真も数多く観られます。写真部の学生さんにも是非とも観て欲しい写真展です。素晴らしいトーンのモノクロプリントを勉強する良いチャンスだと思いますよ。
 この写真はたまたま仕事用に持っていたNikon D300とAF-S Nikkor 18-70/3.5-4.5Gで撮影させて頂きましたが、できればローライフレックスやマミヤCなどのフィルムカメラで撮影したかったところです。

2015年10月5日月曜日

小さい秋

 今朝の盛岡市の最低気温は7.4度と冷え込んできました。日に日に秋が深まってくるようです。爽やかな秋風に吹かれてカサリカサリと落ち葉が降ってきます。今年の秋は風に舞い散る落ち葉を撮影しようと意気込んでいますが、風が吹かないと落ち葉も散りません。今月の少ない休日に何とか撮影したいと思います。この写真では2枚しか風に舞う落ち葉を撮影できませんでした。とほほです。ちなみにこの木はメインの野鳥フィールドである綱取りダムの山桜です。

2015年10月1日木曜日

冬 瓜

 楽しかった写真展も終了し、今日からいよいよ10月です。10月は仕事や出張が目白押しでまともに休める週末は体育の日前後だけになりそうです。野鳥撮影にも行きたいしモノクロ写真も撮りたいのですが仕方ありません。時間がないときは身近なものを撮影して楽しむのが良さそうです。

2015年9月28日月曜日

Portrait in Cucina

 半月間にわたって開催させて頂いた「中判モノクロ写真展」には多くのお客様にご来場頂きありがとうございました。またモデルさんになって頂いた方々にも厚くお礼申し上げます。
 とても楽しく勉強になる写真展でした。「中判モノクロフィルムで撮影する」ということ以外は決まったテーマも決めずに4人で持ち寄った写真を35点ほど展示しましたが、他のメンバーの写真を見て選ばれた被写体の多様さに驚き、またスクエアフォーマットのモノクロ写真の独特の雰囲気には不思議な統一感があるのも新鮮な驚きでした。
 プリントサイズはA3ノビが中心だったので中判カメラの画質の良さも有る程度表現できたのでは思います。メンバーの皆さん、お疲れさまでした。また来年の秋に「中判モノクロ写真展2」が開催できると良いですね!
 追伸、今回の写真展に展示した写真はラベルの「中判モノクロ写真展」をクリックして頂けると表示されます。写真を右クリックで1080pxのサイズでご覧頂けます。


2015年9月27日日曜日

AM 7:45

 9月11日から開催中の「中判モノクロ写真展」も本日で最終日です。写真好きの多くのお客様に来場戴きましてありがとうございます。本日もこれから17時まで展示していますのでよろしくお願いいたします。

2015年9月22日火曜日

Get her smile

 中判モノクロ写真展には多くのお客様のご来場ありがとうございます。決まったテーマは設定せずにただ中判フィルムカメラで撮影した写真を並べただけの写真展ですが、4人の写真はそれぞれ個性的な出来栄えで面白い写真展になったかと思います。9月27日までの開催ですがご来場をよろしくお願いいたします。写真のモデルさんはソルナの店長さんです!

2015年9月14日月曜日

中判モノクロ写真展

 9月11日から27日まで盛岡市稲荷町のギャラリー「photo and cafe SoLUNA」で「中判モノクロ写真展」を開催しています。早速、多くのお客様にご来場頂きありがとうございます。今回の写真はフィルムカメラ好きの4人が集まって、ハッセルブラッド、ローライフレックスあるいはゼンザブロニカ、マミヤなど昔懐かしい中判カメラとコダックのトライエックスや富士フイルムのネオパンなどモノクロームフィルムで撮影したものです。
 デジタルカメラは便利すぎて物足りないと思われる方はいませんか?中判フィルムカメラで写真を撮るのはとても楽しいですよ!しかも6x6〜6x9cmのフィルムサイズを持つ中判モノクロームフィルムの画質はいまだに侮れません。素晴らしい解像度と階調度を持っています。中判フィルムカメラは大きく重たいですが丈夫で末長く愛用できますよ。
 現在の写真はデジタルが主流で、フィルムの生産は縮小や値上げが相次いでいますが、今後もフィルムで撮影する楽しさを発信し、モノクロームフィルムが入手可能な限りは撮影し続けたいと思っております。今回の「中判モノクロ写真展」を見て頂き、もう一度古いカメラにモノクロームフィルムを詰めてみたい、フィルムカメラが欲しい、あるいはフィルムカメラを買ってしまった、という方が一人でも増えるように祈念して、ご挨拶とさせて頂きます。

2015年9月8日火曜日

「中判モノクロ写真展」本日搬入

 9月11日からの中判モノクロ写真展ですが、いよいよ今日搬入です。今回はA3ノビのモノクロ写真を9枚選びました。他の3人のメンバーさんも同じくらいでしょう。いつもながら写真展の搬入はワクワクします!写真展の様子はいずれゆっくりアップさせていただきます。

2015年8月31日月曜日

福楽々

 今週は「中判モノクロ写真展」の写真選びに追われています。昨年のこの時期はフィルムカメラだけで撮影した写真展「Waltz for Monochrome」を開催したので年間で50本ほどのブローニーフィルムを消費しましたが、今年はまだ20本ほどしか撮影してません。乏しい在庫から何とか8枚ほどをチョイスして半切にプリントする予定です。自分の撮影した写真を眺めてみると街中スナップでは自転車の写っている写真が多いことに気がつきました。ファインダー視野に自転車が入ってくるとシャッターを切ってしまう様です。

2015年8月24日月曜日

処暑

 二十四節気の処暑を過ぎて盛岡はすっかり秋めいてきました。つい二週間前までの連日の真夏日が嘘の様な涼しさです。もうじき9月、9月といえば芸術の秋です。今年の9月は4人のグループ展「中判モノクロ写真展」を開催予定です。まだ写真のチョイスも終わっていませんが、何枚か候補の写真をアップしてみます。

2015年8月17日月曜日

Sunflower

 盛岡近郊の矢巾町にある向日葵畑が満開の見頃を迎えています。夏場で野鳥写真も撮影できずにいましたので向日葵畑の撮影に行ってきましたよ。昨日の日曜日はお盆の連休も最終日ということで多くのカメラマンが撮影に来ていました。中でもFujifilm GX680やPentax 645Zなど中判カメラを巨大な三脚にセットして撮影するベテランカメラマンの姿が目を引きました。私はマミヤの二眼レフとモノクロフィルムで撮影してきましたよ。ちなみにこの写真は昨年の同時期の向日葵畑です。

2015年8月11日火曜日

真夏日

 岩手でも連日の真夏日が続いています。私は暑さに弱いので写欲も低下中です。昨年の8月はモノクロフィルムの個展を開催していたので何とか頑張ることができたのですが、今年はいけません。朝晩だけで早く涼しくなって欲しいものです。今日の写真はマミヤC22と広角レンズ55mmで撮影した夏の雲です。

2015年8月3日月曜日

飛び去るヤマセミ

 連日の猛暑ですが拙ブログをご訪問の皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。ここ数年は8月の休日は避暑を兼ねて山奥にヤマセミ撮影に出かけていました。今年は護岸工事やダム工事の影響でヤマセミの撮影スポットが次々と消滅してしまい困ったことになっています。せめてZorgにアップした飛び去るヤマセミの写真を眺めて過ごそうと思います。

2015年7月28日火曜日

大瑠璃

 暑中お見舞い申し上げます。野鳥の繁殖期も一段落したようです。街中でもスズメやシジュウカラの幼鳥の可愛い姿を数多く見かけるようになりました。郊外の森ではキビタキやオオルリのような夏鳥の幼鳥にも出会う事ができるのですが、なかなか見分けがつきません。せめてオオルリの成鳥の姿でも眺めて涼もうと思います。

2015年7月24日金曜日

Japanese paradice flycatcher

 サンコウチョウ(三光鳥)は静岡県の県の鳥となっているそうです。その囀りは「月、日、星、ホイホイホイ」と聞こえるのが名前の由来だそうですが、英名はJapanese paradice flycatcherです。数年前にマイフィールドで野鳥仲間のYさんが巣を発見してくれました。道路から10メートルほどの近距離です。営巣中の野鳥を驚かしてはいけないと思ってリモコンで撮影しましたよ。
 撮影機材はNikon 1 V1というミラーレスカメラです。センサーが小さいのでレンズの画角はライカ判の2.7xとなります。撮影に使ったレンズはいつものAF-S Nikkor 300mm f/4 Dと1.4xテレコンの組み合わせの420mmなので2.7xすると1134mm相当の超望遠レンズになります。三脚に据え付けてカメラから離れた車の中から双眼鏡で巣を確認しつつ赤外線リモコンでシャッターを切りました。

2015年7月21日火曜日

Osprey

 今回の3連休は久しぶりにゆっくり鳥見三昧で過ごしました。しばらく見に行ってなかった山奥のヤマセミフィールドも回ってきましたが今年はヤマセミの姿がありません。地元の顔見知りのおじさんに聞いてもヤマセミは見かけなくなったそうです。流域でのダム工事の影響が出てきたのかもしれません。このヤマセミフィールドではミサゴやアオバトなども見ることができたのに残念です。写真のミサゴはヤマセミフィールドで大きなイワナを捕まえました。ゆうに30センチはあろうかという大物です。ちなみにミサゴの英名はOspreyです。例の新型輸送機の名前に使われたのですね。

2015年7月16日木曜日

エナガちゃんの塒入り

 野鳥の繁殖期も一段落しているはずのこの時期は野鳥の個体数がもっとも多い時期です。生まれたばかりの幼鳥数が最多になる時期なのです。しかし例年のことながら最も野鳥写真が撮りにくい時期でもあります。
 今年はメインの野鳥観察フィールドを市内の高松公園にしていますが、郊外のダム湖周辺よりも鳥影が濃いのに驚いています。そこらじゅうで幼鳥の鳴き声がしています。久しぶりにエナガ幼鳥の塒入りに立ち会うことが出来ました。残念ながらカメラを持っていなかったのですがiPhoneの動画で塒入りの音声を記録することができました。
 この写真は数年前にZorgにアップしたエナガ団子です。高松公園の桜の木で日没と同時に塒入りするエナガちゃんの幼鳥の兄弟です。

2015年7月13日月曜日

水浴び!

 台風接近のせいか、全国的に猛暑に見舞われています。昨日の盛岡の最高気温は33.8度でした!今日も最高気温は33度の予報が出ています。これだけ暑いとヤマセミのヤマちゃんのように思う存分に水浴びをしたくなりますね。
 このヤマちゃんは営巣中にヒナに頻繁に餌の魚を運んだ後に丁寧に水浴びをしていましたよ。

2015年7月7日火曜日

中判モノクロ写真展

 写真をメインの趣味として本当に良かったと思えるのは自分で満足するだけでなく、他の人たちに写真を見ていただける 事だと思います。Zorgのようなネット上の写真共有サイトも良い居場所でしたが、実際にプリントした写真を見ていただける写真展はとても楽しく病み付きになるのです。
 野鳥の写真展「鳥撮りとりおの写真展」は今年の春で6回目を数えました。やはりグループ展だと一人一人の負担が少ないので継続可能なのです。そうなるともう一つのライフワークである中判モノクロ写真もグループ展で開催したら末長く継続できるのでは、と思いました。というわけでソルナの写真仲間4人で中判カメラによるモノクロ写真だけの写真展を開催する運びとなりました。写真展のタイトルは「中判モノクロ写真展」です!会期は今年の9月11日から9月27日、会場はいつものphoto and cafe SoLUNAです。
 ちなみにこの写真のマミヤC330 professionalとマミヤRB67 professional Sは写真部の部員さんのカメラなんです。顧問の私の影響(悪影響)のせいで学生さんも中判カメラを使うようになってきたのは嬉しい事です!ローライやハッセルブラッドほど有名ではありませんが堅牢なメカと優秀なレンズで手堅く撮影できるマミヤは名機揃いです。この写真を撮影したのも勿論マミヤC220 professionalとMAMIYA-SEKOR 80/3.7です!

2015年7月2日木曜日

エナガの幼鳥

 ヤマセミのヤマちゃんと並んで私が最も好きな鳥さんはエナガちゃんです。体重6〜8gと非常に小さなエナガちゃんは葉が茂った季節にはなかなか見つけることができません。しかも天敵から逃れるため生い茂った藪の中にいることが多いのです。
 でもエナガちゃんの幼鳥はとても賑やかに鳴きながら群れで移動するので声を頼りに探すことができます。この季節は「声はすれども姿は見えない」鳥さんの代表格です。この子は大きな声で親鳥を呼んでいるようでしたよ。

2015年6月29日月曜日

ヤマセミの幼鳥

 盛岡市内を流れる多くの河川にはヤマセミが生息しています。しかしダム工事や護岸工事などで年々環境が失われていくのは困ったことです。5年ほど観察を続けていたヤマセミの営巣する崖は今年ついに護岸工事が入ってしまいました。
 この写真は数年前にZorgにアップした写真なのですが、巣立って3週間ほどのヤマセミの幼鳥です。営巣ポイントから数キロ上流でようやく出会うことができました。

2015年6月25日木曜日

ヤマセミの暮らし

 ヤマセミのヤマちゃんは私が最も好きな鳥さんです!ヤマちゃんを虐める鳥さんは好きになれません。食物となる魚が競合するせいなのかアオサギとヤマちゃんは仲が悪そうです。たいていは体の大きなアオサギがヤマちゃんを追い払うようです。そんな場面に出会うことができました。
 ヤマちゃんを威嚇しながら追いかけるアオサギ、逃げるヤマちゃんは私のカメラの前で旋回飛行を見せてくれました。朝霧のなかで繰り広げられた野生の物語の一場面でした。ヤマセミの暮らしも苦労が絶えないようです。2枚目のヤマちゃんは確かZorgにもアップした写真です。

2015年6月22日月曜日

夏至

 今日は二十四節気の夏至ですね。一年でもっとも昼が長い一日です。盛岡の日の出は4:08、日の入りは19:07です。仕事が終わって帰宅時間になってもまだまだ日差しがあってスナップ撮影ができるのが楽しいのです。写真は18時ころの盛岡ですが、影が長くて陰影に富んだモノクロ写真が撮影できるのです。

2015年6月18日木曜日

中津川散策路

 6月に入って北東北の盛岡も雨模様の日が多くなってきました。今週の日曜日には盛岡近郊でもゲリラ豪雨や雹が降ってきました。ついこの前まで愛鳥週間や写真展で大忙しでしたが季節の移り変わりは早いものです。
 写真は中津川散策路で朝の通勤時に撮影しました。前方に見えているのは盛岡市役所です。県庁所在地の中心部なのですが中津川には鮭が遡上しカワセミが飛び交い、冬にはオオハクチョウなど冬鳥が羽を休める清流なのです。

2015年6月15日月曜日

ヤマセミの子育て

 6月に入って野鳥の繁殖期もそろそろ最盛期を迎えています。盛岡市内の河川ではヤマセミのヤマちゃんも頑張って子育てをしているはずです。しかし大変残念なことに例年観察していた雫石川の営巣地には護岸工事が入ってしまいました。コンクリートで固められた護岸にはヤマちゃんが営巣できません。居場所を奪われたヤマちゃんはどこで暮らしているのでしょう。

2015年6月11日木曜日

Japanese Paradise Flycatcher 幸せを運ぶ鳥

 モノクロで自然のなかから自分の心に波長が合う瞬間を撮影するのも楽しいのです。森生のなかには様々な波長の音が満ち溢れています。その音の中から自分と波長の合う音を見つけるのことができたら最高です。
 今年はサンコウチョウの声が盛岡の森のあちこちで聞こえています。「月、日、星、ホイホイホイ!」という囀りを聴くととても幸せな気持ちになるのです。サンコウチョウの英名はJapanese Paradise Flycatcherです。いかにも幸せを運んでくれそうな素敵な名前ですね。


2015年6月8日月曜日

森の中へ

 今年の初夏は芽吹きが早くて葉が茂ってしまい、満足できる野鳥写真を撮るのは容易ではありません。しかし野鳥の楽しみは写真を撮るだけではなく声を聴いて楽しんだり双眼鏡で観察して楽しんだり、色々です。双眼鏡は少し良いものを使ったほうがバードウォッチングを楽しめます。私が使っているのはNikonのMonarch 7 8X42mmという少し口径の大きなものですが、肉眼でははっきり見えない薮の中の様子を驚くほど鮮やかに見せてくれます。肉眼で見るより色鮮やかで野鳥の息遣いまで感じられるのです。
 写真は盛岡市内の岩手大学の構内ですが、深い森の中のような 雰囲気です。野鳥仲間とともに花や野鳥を楽しんだりして充実した時間を過ごしてきましたよ。

2015年6月4日木曜日

伐採

 私が通っている郊外の野鳥フィールドの一部で伐採作業がありました。もともとは畑だったところが荒れ放題になり灌木や低木が茂る雑木林になっていたのですが、すっかり刈り払われてしまいました。エナガちゃんの営巣地でもあったので残念ですが、やがて植林されて再び森になっていくのでしょう。
 北上高地は山々の多くに人手が入っておりますが、このような伐採地ではクマタカなど大型猛禽類の狩場になるのです。今後は経過観察が必要なポイントになりました。

2015年6月2日火曜日

解体工事

 職場の大学に隣接した古いビルの解体工事現場です。毎日観察することができるので面白い被写体でした。破壊と創造を目の当たりにして撮影せざるを得ませんでした。この写真は秋のモノクログループ展の候補の一枚です。