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2015年4月30日木曜日

楽園への道

 毎年この大型連休の時期は「鳥撮りとりおの写真展」で大忙しなのですが、盛岡芸術祭美術展の時期でもあります。昨年の盛岡芸術祭にはデジタルカメラで撮影したクマタカの野鳥写真を出品しましたが、今年はマミヤの二眼レフで撮影したモノクロのスナップ写真を出品してみましたよ。そしたら何と!今年も最優秀賞の「市長賞」を頂いてしまいました!何だか申しわけありません。実は昨年の盛岡芸術祭でも市長賞だったので二年連続の受賞には驚いてしまいました!写真部の皆さん、関係者の皆さん、カメラのキクヤさんありがとうございます!写真部門の作品100点は5月8日から12日まで、マリオスの展示ホールで展示しています。
 この写真は昨年11月に大学写真部の部展開催中に会場のアイーナで撮影したスナップです。マミヤC22、広角レンズのマミヤセコール55mmとトライエックスで撮影しました。歪曲収差が少なく画面の隅々まで鮮鋭なマミヤセコール55mmの描写は全紙サイズでも余裕があります。プリントはハイライトからシャドーまで良いトーンに仕上げて頂きました。カメラのキクヤさん、ありがとうございました!中判モノクロフィルムの画質はまだまだ捨てたものではありません。デジタルカメラの階調度に満足できない方はモノクロフィルムで撮影してはいかがでしょうか?

2015年4月27日月曜日

「儂はお腹いっぱいなのじゃ」

 先週金曜日から開幕した写真展「鳥撮りとりおの写真展6」には多くのお客様にご来場頂きありがとうございます!今回の写真展では36点の野鳥写真の他に、バードカービングやフェルト細工の鳥さんも展示しています。展示にご協力頂いたO川さん、S井さん、ありがとうございます!
 昨日は写真展会場のソルナでランチをいただいた後、すぐ近くの雫石川の河川敷にバードウォッチングに行ってきました。先週発見したエナガちゃんの巣の無事を確認でき、また新たな営巣ポイントも確認できました。夏鳥はコムクドリを多く見ましたがオオルリ、キビタキは未到着でした。河川敷グラウンドの場外の木立には6年連続でトビの営巣が確認できました。最後はお魚を掴んだミサゴも出現してくれました。
 今日の写真は獲物をお腹いっぱい食べて素嚢(そのう)が膨らんだまま飛び立つクマタカ様です。この写真に並んでおそらく獲物?になったであろうヤマドリの写真も展示しています。
 これから連休や愛鳥週間を迎える時期に「鳥撮りとりおの写真展6」に多くのお客様のご来場をお待ちしております。

2015年4月23日木曜日

鳥撮りとりおの写真展6

 今年も野鳥写真ばかりの写真展「鳥撮りとりおの写真展6」を開催させて頂く事になりました。会期は2015年4月24日から5月17日(毎週木曜・5/13定休日)、開場は盛岡市の「フォト&カフェ ソルナ 」です。野鳥好きの3人が集まってのグループ展も今年で6回目になりました。36枚の野鳥写真を展示しています。皆様のご来場をお待ちしています。
 さてどんな写真展になるのか、36枚の写真のなかで最も多く登場するモデルさんのエナガちゃんにインタビューしてみました。

エナガちゃん
 「あのなはん。おらだぢは盛岡の鳥っこでござんす。良いお天気さんでがんすなっす。鳥っこの写真展もはあ6回目となりあんす。おしょすけんども、そろそろ愛鳥週間だっつうごどで出できあんした。
 東根山の雪が解ければ、御城下には真っ白な辛夷の花が咲ぐんだずぉな。南部盛岡は日本一の美しい国だぉなはん。西には岩手山(おやま)がそびえ、東に早池峰。北には姫神山。城下を流れる中津川は北上川に合わさって豊かな大河になりあんす。春には花が咲き乱れ、夏は緑、秋には紅葉。冬ともなりゃあ、真綿のごとき雪こに、すっぽりとくるまれるのでがんす。
 どの川にもどの山にもおらの仲間が静かに暮らしておりあんす。ひとたび春が来れば、おらだぢ鳥っこは、はあ、巣っこ作ったり、卵っこ産んだり、ヒナ育でだりさねばねのす。じゃじゃじゃ、はちゃめがしておりあんしたおんや。どうが、おらだぢ鳥っこを温かく見守ってくなんせ。おもさげながんす。」

 盛岡在住で留鳥のエナガちゃんは盛岡弁でしたが何となく内容は判る気がしますね。


2015年4月20日月曜日

Crossroad

 毎日、多くの人々が行き交う交差点、とても面白い被写体だと思います。まさに来るもの拒まず去る者追わずです。でも日常の光景のなかでカメラをかまえ続ける、というのが意外と難しいのです。
 私の写真が野鳥写真メインの頃は写真は週末の楽しみで、毎日撮る事が出来ませんでした。しかしモノクロ写真をフィルムで撮影するようになってから、写真は平日の昼休みでも楽しめるということに気がつきました。毎日の窮屈な明け暮れのなかでも、お昼休みに一枚だけ撮影してみる、というのがとてもリフレッシュになります。これからも一日一枚か二枚、細々とフィルムを使って写真を続けて行きたいと思っています。

2015年4月16日木曜日

二眼レフ男

 新年度を迎えて私の奉職する大学も多くの新入生を迎えました。この時期は各クラブも新入部員獲得のための勧誘活動が盛んになります。私も顧問を務めさせて頂いている写真部のクラブ説明会に顔を出してきましたよ。今年の勧誘活動の決め手になったのはこの二眼レフの被り物でしょうか?オリンパスフレックスという古き良き時代の名機が精密に再現されています。二眼レフの被り物を被った「二眼レフ男」を撮影したカメラは当然マミヤの二眼レフです!
 それにしても新年度の忙しさは強烈です。仕事は十分にタイトなスケジュールで迫ってくる上に、来週火曜日には今年で6回目になる「鳥撮りとりおの写真展6」の搬入、来週末には学内の各所に展示している写真の入れ替えもあります。さらに今年の秋に予定している中判モノクロ写真のグループ展の計画もたてなくてはならないのです。仕事が忙しいのはきついですが趣味で忙しいのは嬉しいことだと思って頑張ります。

2015年4月13日月曜日

石割桜

 盛岡地方裁判所の前庭にある石割桜は盛岡の観光名所の一つです。もともと南部盛岡藩の重臣の屋敷にあった岩に落雷があってできた割れ目にエドヒガンザクラの種が落ちて生えてきた桜と言われています。樹齢360年ほどの老木は国の天然記念物に指定されています。この写真は先週撮影したものですが、今週になって開花してきました。今週末あたりが見ごろと思います。

2015年4月9日木曜日

二号館

 岩手医科大学二号館は昭和の名残を感じさせる古い建物です。二号館の傍には大きな銀杏の樹があって毎年カラスが営巣しています。4月中はまだ銀杏の葉が芽吹いてこないので大きなカラスの巣はとても目に付くのですが、5月になって芽吹きの季節を迎えるとすっかり巣が見えなくなってしまいます。この銀杏の傍には屋根付きのバイク置き場があるのですが、6月から7月に巣立った子カラスが屋根の上に落ちていることがあるので、うっかりバイク置き場に近づくと親カラスに攻撃されるのです。
 4月になって日が長くなり、仕事が終わってからも夕暮れのスナップが楽しめる季節です。今年はどんな光に出会うことができるのか、楽しみです。

2015年4月6日月曜日

4.6

 新年度がスタートして今日は早くも4月6日です。今年も約50回目の誕生日を迎えてしまいましたが、そろそろ誕生日のお祝いはなくてもいいかなと思う今日この頃です。
 今日の写真の被写体は4.6という表示も鮮やかな給水タンクと思われますが、この堂々たる風情に惹かれて思わず撮影してしまいました。中判フィルムならではの画質とMAMIYA-SEKORの余裕ある描写で見たままの情景を捉える事ができましたよ。
 ところで、この季節のことを「木の芽時」といいますが、生活環境が大きく変化したりして何かとストレスが多い季節でもあります。また冬から春に変わる過程で、人間の身体もある種の冬眠状態から醒め活動的になる準備を始めるのですが、生活習慣や環境の変化などの影響でそのバランスが上手く取れずに情緒不安定になる人が出てきやすいと言われています。
 進学、進級や留年のある学生さんに限らず、部署の移動、転勤や新しい仕事など社会人でも何かと不安定になりがちな季節です。精神的に余裕のある人は周囲の人が精神的不安定な状況に陥ってないか、気をつけてあげましょう。

2015年4月2日木曜日

新年度

 新年度を迎えて何かと慌ただしい日が続きますが、拙ブログを訪問して下さる皆様にはお変わりなくご健勝のこととお慶び申し上げます。私は新年度から奉職している大学の5年生の実習責任者となりまして、実習の準備に追われる毎日です。こんなに忙しくては4月24日から始まる「鳥撮りとりおの写真展6」の準備が出来るか心配ですが、仕事に割くリソースと趣味に費やすリソースのバランスを上手くとって行きたい所です。
 この写真は今年の写真展用の候補の一枚です。エナガちゃんが餌を探して薮の中を飛び回るシーンを撮影したものです。野鳥写真を始めた頃は鳥さんの細部までしっかり解像した鮮明な描写を重視して写真を選んでいましたが、今年の写真はなるべく野鳥の躍動感や表情が伝わる写真を選ぼうと思っております。