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2015年6月29日月曜日

ヤマセミの幼鳥

 盛岡市内を流れる多くの河川にはヤマセミが生息しています。しかしダム工事や護岸工事などで年々環境が失われていくのは困ったことです。5年ほど観察を続けていたヤマセミの営巣する崖は今年ついに護岸工事が入ってしまいました。
 この写真は数年前にZorgにアップした写真なのですが、巣立って3週間ほどのヤマセミの幼鳥です。営巣ポイントから数キロ上流でようやく出会うことができました。

2015年6月25日木曜日

ヤマセミの暮らし

 ヤマセミのヤマちゃんは私が最も好きな鳥さんです!ヤマちゃんを虐める鳥さんは好きになれません。食物となる魚が競合するせいなのかアオサギとヤマちゃんは仲が悪そうです。たいていは体の大きなアオサギがヤマちゃんを追い払うようです。そんな場面に出会うことができました。
 ヤマちゃんを威嚇しながら追いかけるアオサギ、逃げるヤマちゃんは私のカメラの前で旋回飛行を見せてくれました。朝霧のなかで繰り広げられた野生の物語の一場面でした。ヤマセミの暮らしも苦労が絶えないようです。2枚目のヤマちゃんは確かZorgにもアップした写真です。

2015年6月22日月曜日

夏至

 今日は二十四節気の夏至ですね。一年でもっとも昼が長い一日です。盛岡の日の出は4:08、日の入りは19:07です。仕事が終わって帰宅時間になってもまだまだ日差しがあってスナップ撮影ができるのが楽しいのです。写真は18時ころの盛岡ですが、影が長くて陰影に富んだモノクロ写真が撮影できるのです。

2015年6月18日木曜日

中津川散策路

 6月に入って北東北の盛岡も雨模様の日が多くなってきました。今週の日曜日には盛岡近郊でもゲリラ豪雨や雹が降ってきました。ついこの前まで愛鳥週間や写真展で大忙しでしたが季節の移り変わりは早いものです。
 写真は中津川散策路で朝の通勤時に撮影しました。前方に見えているのは盛岡市役所です。県庁所在地の中心部なのですが中津川には鮭が遡上しカワセミが飛び交い、冬にはオオハクチョウなど冬鳥が羽を休める清流なのです。

2015年6月15日月曜日

ヤマセミの子育て

 6月に入って野鳥の繁殖期もそろそろ最盛期を迎えています。盛岡市内の河川ではヤマセミのヤマちゃんも頑張って子育てをしているはずです。しかし大変残念なことに例年観察していた雫石川の営巣地には護岸工事が入ってしまいました。コンクリートで固められた護岸にはヤマちゃんが営巣できません。居場所を奪われたヤマちゃんはどこで暮らしているのでしょう。

2015年6月11日木曜日

Japanese Paradise Flycatcher 幸せを運ぶ鳥

 モノクロで自然のなかから自分の心に波長が合う瞬間を撮影するのも楽しいのです。森生のなかには様々な波長の音が満ち溢れています。その音の中から自分と波長の合う音を見つけるのことができたら最高です。
 今年はサンコウチョウの声が盛岡の森のあちこちで聞こえています。「月、日、星、ホイホイホイ!」という囀りを聴くととても幸せな気持ちになるのです。サンコウチョウの英名はJapanese Paradise Flycatcherです。いかにも幸せを運んでくれそうな素敵な名前ですね。


2015年6月8日月曜日

森の中へ

 今年の初夏は芽吹きが早くて葉が茂ってしまい、満足できる野鳥写真を撮るのは容易ではありません。しかし野鳥の楽しみは写真を撮るだけではなく声を聴いて楽しんだり双眼鏡で観察して楽しんだり、色々です。双眼鏡は少し良いものを使ったほうがバードウォッチングを楽しめます。私が使っているのはNikonのMonarch 7 8X42mmという少し口径の大きなものですが、肉眼でははっきり見えない薮の中の様子を驚くほど鮮やかに見せてくれます。肉眼で見るより色鮮やかで野鳥の息遣いまで感じられるのです。
 写真は盛岡市内の岩手大学の構内ですが、深い森の中のような 雰囲気です。野鳥仲間とともに花や野鳥を楽しんだりして充実した時間を過ごしてきましたよ。

2015年6月4日木曜日

伐採

 私が通っている郊外の野鳥フィールドの一部で伐採作業がありました。もともとは畑だったところが荒れ放題になり灌木や低木が茂る雑木林になっていたのですが、すっかり刈り払われてしまいました。エナガちゃんの営巣地でもあったので残念ですが、やがて植林されて再び森になっていくのでしょう。
 北上高地は山々の多くに人手が入っておりますが、このような伐採地ではクマタカなど大型猛禽類の狩場になるのです。今後は経過観察が必要なポイントになりました。

2015年6月2日火曜日

解体工事

 職場の大学に隣接した古いビルの解体工事現場です。毎日観察することができるので面白い被写体でした。破壊と創造を目の当たりにして撮影せざるを得ませんでした。この写真は秋のモノクログループ展の候補の一枚です。