ページ

2016年9月29日木曜日

稲架掛け (はざかけ)

 いよいよ秋も深まってきました。盛岡近郊の田んぼでも稲刈りが始まっています。現在ではほとんどの稲刈りはコンバインという大型農機で刈り取りと脱穀を同時に行い、乾燥機で乾燥させます。一部では自然乾燥という昔ながらの方法も行われています。刈り取った稲は自然乾燥させるために稲架掛け (はざかけ)にかけて天日で乾燥させます。じっくり自然乾燥させた後に脱穀作業をするお米は天然乾燥米と呼ばれます。手間ひまは掛かりますがお米の味は美味しいらしいのです。深まる秋は実りの秋です。夏の疲れを癒すための美味しさに出会う季節の到来ですね。

2016年9月24日土曜日

蕪 島

 先日の3連休は久しぶりに青森県の八戸市まで遠出をしてきました。盛岡から八戸市までは片道150km程度と近いのですが、今まではあまり出かけることがなかったのです。今回は欲張って海産物が豊富な八食センター、ウミネコの繁殖地の蕪島、芝生の奇麗な種差海岸などを巡ってきましたよ。
 蕪島のウミネコは繁殖期が終わっていましたが漁港に沢山のウミネコがいて楽しませてくれました。今回は野鳥撮影用のNikonデジタル一眼レフは持参しなかったのですが、モノクロ写真撮影用のマミヤ二眼レフで何枚か撮影してきました。今回のマミヤはC330 professionalとSekor DS 105mm/3.5の組み合わせでした。6x6判での105mmはライカ判換算で58mm相当の画角で、やや長めの標準レンズです。二眼レフではあまり見かけない長さのレンズですがポートレートやスナップには意外と使いやすいレンズです。二眼レフの標準レンズに多い80mmはライカ判では43mm相当なので画角はかなり違うのです。


2016年9月12日月曜日

夏と秋の境目

 今日の盛岡はこれまでの最高気温が21度と一気に秋めいてきました。気温の上では今日が夏と秋の境目という雰囲気です。
 そういえば先日モノクロで撮影した雲の写真は入道雲の上空には秋のような雲が出ていました。下界の気温は真夏日でしたが、はるか上空では夏と秋の境目だったのかもしれません。一枚の写真に夏と秋が映り込んでいたようです。

2016年9月7日水曜日

積乱雲

 今年の夏は東北や北海道に連続して台風が上陸したりしていつもの夏とは雰囲気が違います。9月に入っても盛岡は連日真夏のような暑い日が続いています。むしろ8月上旬のほうが朝夕は涼しかったような気がします。そんななかでモノクロ写真の被写体として入道雲を時々撮影しています。
 雄大な姿の入道雲を見かけるのは大抵、平日の昼休みや仕事の合間だったりするので奇麗な風景写真を撮れない状況が多いのです。電信柱だったり職場の建物だったりで風情のない写真ばかりなのです。今回の写真はいつものマミヤC220とセコール80/3.7にトライエックスです。青空を強調するためYA-3フィルターを使用しています。絞り16、シャッター速度は1/250秒でした。 この写真は来月開催の「中判モノクロ写真展2」で展示する写真の候補の一枚です。

2016年9月1日木曜日

風 雨

 一昨日に岩手県を通過した台風10号は宮古市、久慈市、岩泉町など三陸沿岸地方に甚大な被害を残しました。岩手の沿岸部では震災による津波で被害に遭いようやく自宅を再建したばかりなのに、今回の台風で再度被害を受けた方も多いのではないかと推察しています。被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
 広大な岩手県は沿岸部と内陸部では台風の影響が全く違いました。盛岡では今回の台風10号による影響は雨、風ともにほとんどありませんでした。 むしろ台風9号や11号の時の風雨が印象に残っています。職場の窓に吹きつける風雨を何気なく撮影した一枚です。