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2019年3月25日月曜日

中判モノクロ写真展4

 気がつけば今年度ももう一週間です。年度末の慌ただしさ、気ぜわしさのなかでも何とか「中判モノクロ写真展4」の開催に漕ぎ着けることができました。いつものようにフォトアンドカフェ ソルナさんで中判モノクロ写真ばかり31点を展示しています。アップした写真は私が今回の写真展に展示した8枚の写真のなかの2点です。題名は一枚目「予兆」、二枚目が「冬かくれんぼ」です。会期は3月22日から4月7日です。今回の会場に設置した写真展の説明文の全文を以下にアップしておきます。

 年度末、年度初めのお忙しい中「中判モノクロ写真展4」にご来場頂きありがとうございます。4回目となります写真展のコンセプトも例によってシンプルに「中判フィルムカメラで撮影したモノクロ写真」ということだけです。

 何故フィルムで撮影するのでしょうか?フィルムで撮影すると現像するまで結果がわかりません。不便ですがそれが逆に楽しいのかもしれません。
 何故中判なのでしょうか?6x6〜6x9cmのフィルムサイズを持つ中判フィルムは高い解像度と広大な階調度を持っています。中判フィルムカメラは大きく重たいですが、大抵のカメラは丈夫で末長く愛用できます。生涯愛用できるカメラはやはりフィルムカメラではないでしょうか?

 今回の写真展をご覧頂いて、もう一度フィルムカメラが欲しくなってきた、古いカメラにフィルムを詰めて撮影しよう!中判フィルムカメラの良さを見直した!なぜか中判カメラを買ってしまった!!という方が一人でも増えるような写真展になれば幸いです。


2 件のコメント:

Still Life さんのコメント...

こんにちは!!
確か年末(秋?)に開催されなかった「中判モノクロ写真展」が、年が明けての開催ですね。
本当におめでとうございます。
お写真は、どちらも素晴らしいですね!!
「予兆」は、怪しげな空を背景にして、深い茂みの上に少しだけ顔をのぞかせる太陽が、
これから何か起こりそうな予兆を確かに感じさせますし、
「冬かくれんぼ」は、深い茂みの中に、延々と連なっていく行く足跡が、茂みの奥にいる
誰か(何か)の気配を、確かに感じさせてくれる気がします。
どちらのお写真も、やはり階調豊かなトーンによって、たいへん奥深い表現を
実現できているように感じます。
自分は最近GRⅢを買って「あっ」と思った瞬間を切り取る街角スナップに少しはまっていますが、
中判カメラの大きな美しいファインダーをみながら、こういった奥深い表現を見つめる視点は
やはり素敵だなあと感じます。
最近フルサイズミラーレスがはやりのような気がしますが、
色々な方向性があっていいように思いますし、
中判モノクロフィルムによる、こういった表現に惹かれる人が、
これからこそどんどん増えることを、自分も願っています。

里人 さんのコメント...

Still Lifeさん、こんにちは!
コメント頂きありがとうございます。
例年は秋に開催していた中判モノクロ写真展ですが諸事情により
年明けの年度末に順延してしまいました。今回も同じ4人のメンバーで
31点の写真を展示させて頂いております。私は8点ですが今回アップした
2枚以外の写真は拙ブログにアップした写真です。
「予兆」はいつものダムの野鳥フィールドで鳥見の合間に撮影しました。
吹雪のやみ間にほんの少し太陽が雲のなかに見えたのですが、この後また
吹雪いてきました。吹雪の前兆という意味での題名です。
「冬かくれんぼ」も野鳥撮影の合間に雪の遊歩道に残された足跡ですが
足跡の持ち主はどこにも見えません。足跡の持ち主が隠れてしまったように
感じて題名にしてみました。
フィルムはどちらもNeopan 100 Acrosでしたが冷蔵庫で期限切れを迎えた
在庫です。雪の撮影にはちょうど使いやすい感度だったようで、寛容度も
雪の明暗差をとらえてくれたようです。
ところでGR III御購入おめでとうございます。28mm相当の単焦点レンズという
スナップシューターは楽しそうですね。私の知人でもGRで素晴らしいモノクロ
写真を撮影する人がいまして岩手県芸術祭で見事に入賞された方がいます。
シャープなレンズと優秀なセンサーでほとんどフィルムと見分けがつかない
見事な描写でした。