岩手医科大学の歴史は古く、明治30年設立の私立岩手病院、医学講習所、産婆看護婦養成所に端を発します。現存する建物では大正15年竣工の岩手医科大学一号館(旧岩手病院診療棟)が最も古く、岩手医科大学のシンボルともなっています。設計者は葛西萬司さんという建築家で、東京駅や岩手銀行本店の設計者としても知られています。
現在、岩手医科大学は郊外の矢巾町への移転事業が進行中ですが、この一号館は何とか保存して頂きたい歴史の証人だと思います。時々この一号館を撮影しているのですが、季節の光によって様々な表情を見せてくれる素晴らしい被写体だと思います。盛岡は冬晴れの日が多いので、冬の低い陽光での撮影もお勧めです。
0 件のコメント:
コメントを投稿