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2016年12月29日木曜日

年の瀬

 2016年も慌ただしく過ぎ去っていくようです。色々なことがあった一年でした。何故かカメラを一台も買わなかった一年でした。野鳥撮影にはNikon D300とD300Sがあれば十分と感じて結局D500をお迎えしませんでした。中古のフィルムカメラも買いませんでした。中判モノクロ写真にはMamiya C330、C220、C22 professionalの3台とSekor 55mm, 80mm, 105mm,135mm, 180mmがあれば十分に自分の撮りたい写真が撮れるのです。マミヤ二眼レフは少し重いのですが、頑丈で故障の心配がないので安心して持ち出せます。ローライフレックスは軽くて良いのですが、毎日持ち歩くには繊細な雰囲気で躊躇ってしまいます。またPENTAX 67は毎日持ち歩くには重すぎるのです。贅沢を言うと軽量、薄型で持ち運びが便利なスプリングカメラのMamiya 6などをお迎えしたいところですが、良い出会いがありませんでした。
 野鳥写真は撮っていますが、ダム工事や河川工事のためヤマセミフィールドの減少してしまいモチベーションが少し低下してしまいました。一方の中判モノクロ写真は奥が深くて、今後も撮ってみたいイメージが色々と湧いてきます。ブログにアップするのはすっかりモノクロ写真ばかりです。
 今日アップしたのは慌ただしく撮影した銀座と神戸のスナップです。カメラは旅行向きに軽量なC220ですが、フィルムは何故かネオパン100アクロスでした。
今年も拙ブログをご訪問頂きありがとうございました。来年もよろしくお願いします。


2016年12月26日月曜日

岩手県公会堂

 いよいよ2016年も残りわずかになりました。盛岡は積雪もほとんどなく穏やかな年の瀬を迎えています。そういえば今月で拙ブログを開設してから3年になりました。写真共有サイトのZorgが閉鎖してもうすぐ3年になるのですね。Zorg仲間だった皆様は如何おすごしでしょうか。
 ところで岩手県庁と盛岡市役所の間にある岩手県公会堂は、大正14年起工、昭和2年完成の古い洋風建築のホールです。平成18年には登録有形文化財として認定されています。設計者は早稲田大学の大隈講堂や日比谷公会堂を設計した佐藤功一博士(元・早稲田大学建築学科主任教授)だそうです。創建時の公会堂は、県会議事堂、大ホール、西洋料理店および皇族方等の宿泊所が備えられていたそうです。現在でもコンサートや展示会や会議など様々な用途に使用されている、情緒ある建築です。一度、写真展や写真撮影に使ってみたい建物です。

2016年12月20日火曜日

朝の小径

 師走に入ってから盛岡は厳しい冷え込みと積雪がありましたが、今週に入ってからは割と暖かい日が続いています。バイクを冬じまいしたので、今月は歩いて通勤しています。徒歩で40分、途中には野鳥の姿を楽しめる森やリンゴ畑があります。お気に入りの通勤コースは急な坂道があって雪が深いと歩くのが難しいのですが、写真のような眺めの良い小径があるのです。遠くに見える稜線は南昌山で、手前にかすんで見えるのが盛岡の街並みです。この小径の坂道を下ると国道4号線とJR山田線の立体交差点に出るのです。小径の柵の両側は丘の上のリンゴ畑になっていてエナガちゃんやカラ類が群れで飛び交っていたりして、ついつい眺めて楽しんでしまうコースなのです。

2016年12月12日月曜日

秋部展開催

 11月の最終週に岩手医科大学写真部の秋部展を開催させて頂きました。今年は2日間の開催でしたが多くのお客様にご来場頂きありがとうございました。改めて御礼申し上げます。
 昨年の秋部展は作品数が初めて100点を超えて111点の写真を展示させて頂きましたが、今年はさらに作品数が増えて121点の写真が集まりました。またモノクロフィルムで撮影した写真もさらに増えて30点となりました。部員の皆さん、素晴らしい写真展でしたね!今年は部員さんのご家族も遠方から来場頂きました。写真部キャプテンの活躍を楽しみに見に来て頂いたお祖父様とお母様もいらっしゃいました。お祖父様はプロの写真家だったとのことで、モノクロプリントについて部員さんに様々なアドバイスを頂きました。ありがとうございました!

2016年12月2日金曜日

BABY STAR

 盛岡は師走に入ったのにまだ積雪がありません。今朝方は雪模様でしたがその後の風雨で溶けてしまいました。何かと慌ただしい時期ですが拙ブログをご覧頂いている皆様にはご健勝のことと存じます。
 写真をゆっくり撮影する時間もなく、仕事が終わると外は真っ暗です。仕方なく三脚を立ててスローシャッターでスナップを撮影しましたよ。道路をはさんで向こう側の美容院を撮影してみました。シャッター速度は1秒で店の前の歩道を歩く人が写っているはずですが、こんな写真になってしまいました。

2016年11月24日木曜日

落 葉

 すっかり冬の気配が濃くなってきました。今日は東北、北海道や関東甲信越でも積雪が観測されているようですね。事故や怪我にはお気をつけください。しかし何故か北国の盛岡にはまだ積雪がありません。かろうじて落ち葉の季節なので、もう少し晩秋の気配を味わっておきたいと思います。写真は職場近くの県庁前の歩道です。昼休みに少しだけ散歩しながら撮ったスナップです。

2016年11月18日金曜日

makina67

 先月に開催した「中判モノクロ写真展2」は4人のグループ展でした。メンバーの皆さんお疲れさまでした。来年も継続できたら良いですね。
 ところで写真好きが四人集まると、それぞれ仕上げたプリントのトーンも、撮影する被写体のチョイスも、また撮影に使うカメラやレンズも様々です。そんななかでメンバーのJ君はPlaubel Makina67で撮影した素晴らしいモノクロプリントを展示してくれました。
 Plaubel Makina67は名前はドイツ製なのですが、製造したのは日本のメーカーです。昔、大手カメラ販売会社のドイ・インターナショナルの社長の土居君雄さんが自分の理想のカメラを作りたくて作ったカメラです。うろ覚えですが確か設計がコニカ、製造はマミヤで、レンズは何と日本光学のNikkor 80mm/2.8が装着されています。正に世界に冠たる日本カメラ技術の結晶です。見ての通り蛇腹が折り畳めるスプリングカメラなので畳むとコンパクトで携帯に便利です。67判の大きなフォーマットに鮮明な描写のニッコールというのは鬼に金棒ではないでしょうか。実際にJ君の作品の「Sunset flower」は夕方のひまわり畑の逆光の構図で、画面に夕日が入っているにもかかわらずフレアもゴーストも皆無なのに豊富なトーンが美しく、最高の描写を見せてくれました。写真展の合間にちょっとお借りして被写体になってもらいましたよ。
 ちなみに撮影に使用したカメラはマミヤ光機の創設者の間宮精一さん設計のマミヤ二眼レフ、世田谷光学の「セコール」80/3.7です。

2016年11月11日金曜日

旅の果て

 盛岡市の隣の雫石町には素敵な田園風景が広がっています。岩手山の麓を走る街道沿いには様々な被写体が待ちかまえています。そのなかでも畑の際にぽつんと置かれている古いバスにとても惹かれます。思わずカメラを向けてしまうのです。よく見るとHINO RLのエンブレムが付いていたので検索してみましたよ。
 日野自動車のRLは1970年代に製造されていた大型バスのようです。このバスは沢山のお客さんを乗せて色々な道を走り抜けてきたのでしょう。そして何十万キロ、あるいは百万キロ以上の旅路を走り抜いて、旅の果てにこの地に辿り着いたのでしょうか。この地に辿り着いてからしばらくは物置として使われていたようですが、今となっては床が腐食して室内には地面から生えた植物が茂っているように見えます。最後はオブジェとなって写真の被写体になるのが最後の役割のようです。

2016年11月2日水曜日

晩 秋

 盛岡はここ数日、朝の冷え込みが強くて初氷が張り霜が降りるようになりました。いつの間にか季節は足早に秋から冬へと進んでいるようです。秋が一番好きな季節なので、秋らしい写真を撮ろうと思っていましたが、今年の秋もあまり秋の良い写真を撮影できないでおります。
 いつも逆光で光るススキを狙っているのですが、秋の落日はつるべ落としです。今回の撮影に使ったレンズは3群5枚構成のヘリアータイプのMamiya-Sekor 105mm/3.5DSです。このレンズは順光ではいいのですが、どうも逆光に弱いようですね。盛大なフレアとゴーストが出て、シャドーのトーンがつぶれやすいようです。マミヤC型二眼レフのレンズではやはりMamiya-Sekor 80/3.7のシンプルな3群4枚のテッサータイプが耐逆光性能が良いようです。

2016年10月25日火曜日

森 猫

 秋晴れの撮影日和にはどのカメラにどのレンズを組み合わせて出かけようかと悩むのも楽しいですね。クルマでいつもの野鳥フィールドに出かけるときにも、デジタル一眼レフに加えて中判フィルムカメラが無いと物足りない気がしてしまいます。
 この日は野鳥はさっぱりでしたが森の中に野良猫がいたのでモノクロフィルムで撮影しましたよ。黒い猫に合わせてトーンを調整すると秋の陽射しが差し込む森の背景がとても明るく奇麗に出たので気に入った一枚をアップします。

2016年10月20日木曜日

五眼レフ

 「中判モノクロ写真展2」には多くのお客様にご来場いただきありがとうございます。今回の作品をいくつかご紹介します。DMにも使った写真の被写体は自分の愛用している中判フィルムカメラ達です。Asahi PENTAX 6X7、Rolleiflex 2.8Fと最も出番が多いMAMIYA C220 professionalです。3台並べると全部で5つのレンズが輝いて見えますので「五眼レフ」という題名にしました。しかしよく見るとC220の横にSekor 135/4.5がありましたので「七眼レフ」だったかもしれません。 いつもはカメラの写真を撮影するのにはC220と80mmレンズを使うのですが、今回はC22と55mmの広角レンズを使いました。

2016年10月13日木曜日

搬入作業完了しました!

 いよいよ明日から「中判モノクロ写真展2」が開始します。会期は10月30日(日)までの半月間です。今週月曜日には搬入と展示作業が完了しました。今回はA3サイズのモノクロ写真を36枚展示しています。
 私が今回の作品撮影に使ったカメラはマミヤC22, C220,C330の二眼レフと55mm, 80mm,105mmのセコールレンズです。何故か今回はローライフレックスの出番がありませんでした。マミヤの二眼レフはローライフレックスより重たくて嵩張るのですが、いかにも頑丈な雰囲気から毎日持ち出すのに躊躇いがないせいでしょう。決してローライフレックスが嫌いになったわけではありません。
 他のメンバーはプラウベルマキナ67、ゼンザブロニカSQ-A、シーガル二眼レフなど様々な中判カメラを使っています。撮影に使うフィルムもトライエックスやネオパンやローライレトロなど様々です。写真を展示してみて感じたのは、中判フィルムの画質の良さでした。大きなサイズのモノクロプリントではまだまだ行けてます。多くのお客様のご来場をお待ちしています!
 なお今回アップした写真は昨年の「中判モノクロ写真展」の最終日にマミヤ二眼レフで撮影した記念写真です。

2016年10月4日火曜日

中判モノクロ写真展2

 いよいよ来週から開催の「中判モノクロ写真展2」の会期が迫ってきました。今年もフィルムカメラ好きが4人集まってのグループ展になりました。会場は盛岡市稲荷町のphoto and cafe SoLUNAさん、会期は10月14日から10月30日です。写真展のDMも刷り上がってきましたので、実感が湧いてきましたよ。現在、写真選びの最中です。一人10枚で4人合わせて40枚ほどのモノクロ写真を展示予定です。
 写真展のコンセプトとしては「中判フィルムカメラで撮影したモノクロ写真」ということだけです。四人が選ぶ被写体は千差万別なので、今年はどんな写真が出てくるのか今から楽しみです。昨年秋の「中判モノクロ写真展」でも同じコンセプトだったのですが、様々な被写体が並んでいても意外と写真展としてのまとまり感がありました。
 今回の写真展をご覧頂いてもう一度フィルムカメラが欲しくなってきた、古いカメラにフィルムを詰めて撮影しよう、あるいは中判フィルムカメラの良さを見直した!という方が一人でも増えるような写真展になれば幸いです。フィルムカメラやモノクロ写真が好きなお客様のご来場をお待ちしております。

2016年9月29日木曜日

稲架掛け (はざかけ)

 いよいよ秋も深まってきました。盛岡近郊の田んぼでも稲刈りが始まっています。現在ではほとんどの稲刈りはコンバインという大型農機で刈り取りと脱穀を同時に行い、乾燥機で乾燥させます。一部では自然乾燥という昔ながらの方法も行われています。刈り取った稲は自然乾燥させるために稲架掛け (はざかけ)にかけて天日で乾燥させます。じっくり自然乾燥させた後に脱穀作業をするお米は天然乾燥米と呼ばれます。手間ひまは掛かりますがお米の味は美味しいらしいのです。深まる秋は実りの秋です。夏の疲れを癒すための美味しさに出会う季節の到来ですね。

2016年9月24日土曜日

蕪 島

 先日の3連休は久しぶりに青森県の八戸市まで遠出をしてきました。盛岡から八戸市までは片道150km程度と近いのですが、今まではあまり出かけることがなかったのです。今回は欲張って海産物が豊富な八食センター、ウミネコの繁殖地の蕪島、芝生の奇麗な種差海岸などを巡ってきましたよ。
 蕪島のウミネコは繁殖期が終わっていましたが漁港に沢山のウミネコがいて楽しませてくれました。今回は野鳥撮影用のNikonデジタル一眼レフは持参しなかったのですが、モノクロ写真撮影用のマミヤ二眼レフで何枚か撮影してきました。今回のマミヤはC330 professionalとSekor DS 105mm/3.5の組み合わせでした。6x6判での105mmはライカ判換算で58mm相当の画角で、やや長めの標準レンズです。二眼レフではあまり見かけない長さのレンズですがポートレートやスナップには意外と使いやすいレンズです。二眼レフの標準レンズに多い80mmはライカ判では43mm相当なので画角はかなり違うのです。


2016年9月12日月曜日

夏と秋の境目

 今日の盛岡はこれまでの最高気温が21度と一気に秋めいてきました。気温の上では今日が夏と秋の境目という雰囲気です。
 そういえば先日モノクロで撮影した雲の写真は入道雲の上空には秋のような雲が出ていました。下界の気温は真夏日でしたが、はるか上空では夏と秋の境目だったのかもしれません。一枚の写真に夏と秋が映り込んでいたようです。

2016年9月7日水曜日

積乱雲

 今年の夏は東北や北海道に連続して台風が上陸したりしていつもの夏とは雰囲気が違います。9月に入っても盛岡は連日真夏のような暑い日が続いています。むしろ8月上旬のほうが朝夕は涼しかったような気がします。そんななかでモノクロ写真の被写体として入道雲を時々撮影しています。
 雄大な姿の入道雲を見かけるのは大抵、平日の昼休みや仕事の合間だったりするので奇麗な風景写真を撮れない状況が多いのです。電信柱だったり職場の建物だったりで風情のない写真ばかりなのです。今回の写真はいつものマミヤC220とセコール80/3.7にトライエックスです。青空を強調するためYA-3フィルターを使用しています。絞り16、シャッター速度は1/250秒でした。 この写真は来月開催の「中判モノクロ写真展2」で展示する写真の候補の一枚です。

2016年9月1日木曜日

風 雨

 一昨日に岩手県を通過した台風10号は宮古市、久慈市、岩泉町など三陸沿岸地方に甚大な被害を残しました。岩手の沿岸部では震災による津波で被害に遭いようやく自宅を再建したばかりなのに、今回の台風で再度被害を受けた方も多いのではないかと推察しています。被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
 広大な岩手県は沿岸部と内陸部では台風の影響が全く違いました。盛岡では今回の台風10号による影響は雨、風ともにほとんどありませんでした。 むしろ台風9号や11号の時の風雨が印象に残っています。職場の窓に吹きつける風雨を何気なく撮影した一枚です。

2016年8月25日木曜日

Mamiya C330 professional

 今週末まで盛岡市のギャラリー「photo and cafe SoLUNA」では写真展「フィルム日和」が開催されています。写真展は私がお世話をさせて頂いている大学写真部のS君とK君の2人展です。写真展の題名でお分かりのようにフィルムカメラだけで撮影された写真ばかりを展示しています。
 写真部キャプテンのS君はMamiya C330 professionalを使って実に見ごたえのあるモノクロプリントを見せてくれます。後輩のK君もローライコードで写真を撮っています。写真部の部員さんのなかではフィルムカメラを使う人は少数派ですが、マミヤやローライなど中判フィルムカメラを使いこなしているのは頼もしい限りです。若い人たちには今後もどんどんフィルムカメラを使って素敵な写真を撮って頂きたいものです。

2016年8月18日木曜日

肖 像

 7月から一ヶ月ほど盛岡に滞在した義父の肖像写真です。一緒に盛岡市内の老舗の蕎麦屋に行ったときに撮影させてもらいました。写真を撮られるのが好きでカメラを向けると自然なポーズを決めてくれます。盛岡滞在中に何枚か撮影させてもらいましたがこの写真が一番気に入ってくれましたよ。

2016年8月12日金曜日

入道雲

 残暑お見舞い申し上げます。立秋を過ぎたとはいえ全国的に夏真っ盛りの日々が続いていますね。真夏日の午後には青空に入道雲がもくもくとそびえ立ってきます。ぼんやりと入道雲を眺めていると見る見るうちに形が変化してくるのがわかります。今年の夏は夏雲の写真をモノクロで撮っていますが、ようやく入道雲らしい写真が撮れてきました。
 フィルムはトライエックス、Mamiya C220 professionalに標準レンズの80mm、フィルターはYA-3というオレンジ色をつけています。YA-3は2段の露出補正が必要ですが、入道雲は眩しいくらい明るいのでシャッター速度は1/250、絞りは16です。青空がストンと落ちて入道雲の形がくっきり写ルンです。しかし油断していると空が暗くなって風が吹いて夕立に遭ってしまいます。
 今年も10月にグループ展「中判モノクロ写真展2」を開催する予定ですが、モノクロで雪や花や雲など四季折々のモノクロ写真を展示できたらと思っています。

2016年8月5日金曜日

木漏れ日

 暑中お見舞い申し上げます。毎日暑い日が続いていますね。盛岡の今日の最高気温は35度との予報が出ています。照りつける陽射しを和らげてくれる木陰はありがたいものです。自宅から程近い愛宕山に散歩に行きましたが、木漏れ日が美しかったので思わず撮影しました。散歩のお供には珍しくローライフレックスを連れて行きました。

2016年7月28日木曜日

消火栓

 職場の駐輪場付近にある消火栓は見事なメッキ処理がされていて球体の鏡になっています。いつか暇なときに写真を撮ろうと思ってましたが、慌ただしい毎日を過ごすうちに何年も経ってしまいました。昼休みに食事に出かける時に、ふと思い出してやっと撮影してみましたよ。ちょうど通勤に乗っている愛車のSUZUKI DR-Z400Sが傍らにあって映り込んでいました。自分のお気に入りのバイクとカメラと一緒に写るセルフポートレートになったので満足しました。

2016年7月22日金曜日

夕 空

 今年の梅雨は雨の日が少なくて空梅雨の様相です。7月に入ってからは30度を超える真夏日もなく爽やかな日が続いています。長期予報では猛暑の予報が出ていたはずですが、北東北地方に関しては過ごしやすい気候となりました。なかなかゆっくり写真を撮る時間もありませんが、昼休みや仕事帰りの夕方に二眼レフカメラでモノクロ撮影をしています。先日はとても奇麗な夕空だったので手持ちのスマホと二眼レフカメラで撮影してみました。モノクロフィルムでも何となく見た通りの雰囲気が写っていたようです。

2016年7月15日金曜日

梅雨空

 盛岡もここ数日はすっかり梅雨空が続いています。雨の日はカメラを持ち出すのが億劫になりがちですね。防塵防滴のカメラなら雨を気にせずに写真を楽しめますが、古いフィルムカメラは雨に濡れたら大変です。でも雨の日にしか撮れない写真もあるのです。
 意外なことにウエストレベルファインダーの二眼レフカメラは傘を差しながらの撮影が苦になりません。傘を持つ左手とカメラを支える右手の高さが同じくらいになるのです。今年の梅雨は雨の写真を沢山撮影しようと思います。

2016年7月5日火曜日

中津川

盛岡市内を流れる中津川を上ノ橋から撮影しました。中津川には河原にこのような遊歩道があって通勤や散歩にとても爽やかなのです。
 今年は岩手で国体があるためか中津川の河原もかなり改修工事が入りました。中津川のこのあたりには中洲があって葦が生い茂っていたのでオオヨシキリの繁殖地になっていたのですが、その中洲が無くなってしまいました。近年のゲリラ豪雨対策で溢水防止のための工事なのでしょうが、何とも残念ではあります。

2016年6月28日火曜日

美味しい朝ごはん

 いつもの高松公園フィールドではエナガちゃんが朝ごはんの真っ最中でした。エナガちゃんは小さな青虫を捕まえていましたよ。食事中は警戒心が薄いのか、目の前での一瞬の出来事でした。夏の朝の眩しい光の中で飛び回るエナガちゃんはとても嬉しそうな雰囲気でした。
 それにしても、もう7年も使っているNikon D300Sですが、野鳥撮影では未だに現役で活躍してくれます。D300Sの良さは望遠レンズをつけてもバランスのとれるがっちりした防塵防滴のボディ、シャッターのタイムラグの小ささ、十分な連写速度とAF精度あたりでしょうか。また感度3200までであれば四つワイドのプリントには十分な画質です。もちろんD500も配備予定なのですが、D300Sからどんな進化を遂げているのかと期待も膨らみます。

2016年6月21日火曜日

夏 至

 今日は二十四節気の夏至ですね。日暮れが遅いので仕事が終わってもモノクロフィルムでスナップ撮影が楽しめる季節です。職場近くの交差点で仕事帰りの人が行き交うなか二眼レフで撮影しています。カメラはマミヤのC22に広角のSekor 55/4.5またはC220に標準のSekor 80/3.7の組み合わせが多いです。
 マミヤ二眼レフのレンズは他に105/3.5, 135/4.5, 180/4.5も持っているのですが滅多に出番がありません。野鳥撮影で超望遠レンズばかり使っているせいか、その反動で標準レンズや広角レンズを楽しむことが多くなるのでしょう。
 いつもの岩手医科大学の一号館を広角55mm (対角線画角でライカ判換算29mm)と標準80mm (換算43mm)で撮影してみましたよ。


2016年6月15日水曜日

エナガちゃんの幼鳥

 今年の春先は天候が温かく安定していたせいか、エナガちゃんの子育ても順調だったようです。いつもの鳥見フィールドにはエナガちゃんの合同群がいて、沢山の幼鳥を見ることができます。巣立ちから何日もすると尾羽が伸びていてすばしっこさは親鳥と変わりません。そういえばシジュウカラやスズメなどの幼鳥は親鳥から口移しで餌をもらう光景をよく見ますが、エナガちゃんの場合は自分で餌を捕るのが上手なように見えます。さすがに小さな体で厳しい自然を生き抜くエナガちゃんは逞しいですね。

2016年6月6日月曜日

中判写真週間

 6月4日から6月9日は中判写真週間です。中判カメラには様々はフォーマットがありますが、6月4日、5日は6x4.5のセミ判、6月6日は6x6のスクエア、6月7日は6x7のロクナナ、6月8日は6x8のロクハチ、そして6月9日は6x9のブローニーの日だそうです。そして6月1日は「写真の日」です。これを機会にフィルムカメラできれば中判フィルムカメラをもっと使う週間になれば良いですね。
 私もカメラは一時期デジタルカメラしか使わなかったのですが、一度中判フィルムカメラの圧倒的な描写を味わってしまうと病みつきになるのです。フィルムの生産は縮小傾向に歯止めがかかりませんが、なるべく写真愛好家の皆さんが月に一本でもフィルムを使用することで写真の楽しみ方の選択肢を残していきたいものですね。

2016年5月30日月曜日

東浦にて

 今年の連休には淡路島と神戸に行ってきました。旅行につれて行くカメラをどうするか、というのはいつも楽しい悩みの種です。荷物を軽くするために今回は潔く二眼レフ一台にしました。となるとローライフレックスにするかマミヤにするかというのが問題です。迷ったすえに連れて行ったのはマミヤC220でした。
 淡路島の東浦はとても海が美しい町でした。早朝の散歩で港や海岸の散歩にでかけて写真を撮影してきましたよ。朝日が眩しい海の風景を撮影するのには逆光に強いマミヤで正解だったようです。セコール80/3.7は3群4枚構成とシンプルなテッサータイプのレンズですが、画面に太陽を入れてもゴーストも発生せずに見たままの情景を描写してくれました。

2016年5月20日金曜日

エナガちゃんのしっぽ

 明後日5/22まで開催の「鳥撮りとりおの写真展7」には連日多くのお客様にご来場頂きありがとうございます。今回の写真展は盛岡タイムスやIBCラジオに取材していただき、紙面や放送で写真展の紹介をして頂きました。関係者の方々には厚く御礼申し上げます。
 さて5/10〜5/16の愛鳥週間も過ぎて新緑がまぶしい季節を迎えています。野鳥達は子育てに大忙しの時期なのですが、森の木々の葉が茂って彼らの姿を優しく隠してくれる季節なのです。今年はゆっくりバードウォッチングをする時間がなくてエナガちゃんの巣は一つも見つけていませんが、きっと可愛いヒナを沢山育てていることでしょうね。

2016年5月13日金曜日

ぷらぷら

 5月10日から16日までは愛鳥週間です。現在開催中の「鳥撮りとりおの写真展7」には多くのお客様にご来場いただきありがとうございます!厚くお礼申し上げます。写真展に展示している写真は33点でそのうちエナガちゃんは今年は2枚だけです。そのうちの一枚がこの写真です。エナガちゃんは約6グラムという軽い体重を生かして小枝に逆さにぶら下がることが出来ます。片足でぶら下がるのも大丈夫です。小枝の裏側にある虫の卵などを見つけやすいのでしょうね。

2016年5月7日土曜日

ごちそう

 鳥撮りとりおの写真展7に展示しているマヒワの写真です。今年の冬はマヒワに出会う機会が多かったようです。マヒワは越冬のため日本列島に渡来する冬鳥で、全長12cmとスズメより小さな鳥ですが冬枯れの野山では黄色が鮮やかです。

2016年4月27日水曜日

ふわふわ

 昨日、無事に「鳥撮りとりおの写真展7」の搬入作業が完了しました。野鳥仲間3人で33点の写真を展示しております。今回は33枚28種の野鳥写真となりました。会期は4月29日から5月22日、会場は盛岡市稲荷町のSoLUNAです。ちょうど会期中の5月10日から16日は愛鳥週間になります。
 今回エナガちゃんは2枚ありまして、そのうちの一枚がこの写真です。代り映えのしない写真ですが、エナガちゃんの写真がないと物足りないのです。エナガちゃんともどもご来場をお待ちしています!

2016年4月20日水曜日

ゴジュウカラ

 いよいよ来週は「鳥撮りとりおの写真展7」の搬入です。作品選びは楽しいながらも展示作品を選ぶのは大変です。とりあえず今日は色見本のためのプリントを発注してきました。私は例年通り四つワイドの写真を10枚展示する予定です。おそらく3人合わせて30枚少々の写真展になる予定です。
 この写真は早々に展示決定となったゴジュウカラです。他にはエナガちゃん、オオハクチョウ、マヒワ、ジョウビタキ、イカル、オナガなどの写真が候補となっています。

2016年4月12日火曜日

中津川の春

 盛岡は昨日に桜の開花宣言が発表されましたが、真冬のように寒い日で雪まで積もりました。当地では何年かに一度は桜に雪が積もることがあるのです。中津川の畔にある岩手公園では明日から桜祭りが始まります。写真の右手の森のように見えるあたりが岩手公園です。
 私事ですがようやく引っ越しの片づけも一段落したので今年はゆっくりと花見をする余裕がありそうです。

2016年4月6日水曜日

高松の夕日

 4月に入っても高松の池には少しだけオオハクチョウが残っています。夕日がきれいに見える日はオオハクチョウと夕日のコラボを狙って写真を撮りに来る人が集まります。しばらくぶりで会う人も多く、写真を撮ったり歓談したりの楽しい一時を過ごしました。真っ赤な夕日が美しい日で皆さんはデジタル一眼レフやスマホで撮影していましたが、私が持っていたのはモノクロフィルムを詰めたマミヤの二眼レフだけでした。

2016年3月31日木曜日

クマタカ林道

 いつも鳥見にでかけるダム湖の少し奥に行き止まりの短い林道があります。この奥で時々クマタカを見かけるので私は「クマタカ林道」と呼んでいます。ただし、そろそろ熊が冬眠から覚める時期なので単独では立ち入らないようにしています。この奥は約2キロほどでクルマは行き止まりになりますが、谷の斜面を登る細道があって尾根まで登ることができます。尾根からは眺望が利くので遠くから飛んでくる猛禽類を見つけやすいのです。運が良ければ間近を飛ぶクマタカの雄姿に出会うことができるのです。

2016年3月23日水曜日

月夜の旅

 3月も下旬になってオオハクチョウの北帰行も一段落したようです。毎年の2月、3月の満月のころの夕方にオオハクチョウと満月のコラボを狙ってみるのですが、なかなかチャンスに恵まれません。今年も撮影できませんでした。この写真は数年前にオオハクチョウの写真を撮り始めた頃にビギナーズラックで撮影できた一枚です。

2016年3月14日月曜日

米内川

 今年の冬鳥シーズンに通った米内川中流域のフィールドです。米内川は中津川の支流ですが北上高地から流れる清流です。初めてヤマセミの撮影をしたのもこの河川沿いのフィールドでした。自宅からクルマで15分程ですが、豊かな自然が残る里山です。点在する農家の庭先には大きな柿の木があって、厳冬期にも野鳥が食べ物に困らないような環境を形成しています。自然環境と人の暮らしの調和した姿を見るような気がしました。

2016年3月7日月曜日

3月の雪

 今年の冬は少雪暖冬でしたが、3月に入ってから2回ほど30センチの積雪がありました。モノクロフィルムで雪の写真が撮りたくて、通勤のお供のマミヤで数枚のスナップを撮影しましたよ。降りしきる雪がウエストレベルファインダーに入るのも気になりません。何とか一枚だけ気に入った写真が撮れました。

2016年3月1日火曜日

綱取ダム

 私がいつも鳥見に出かけるフィールドでお気に入りなのが綱取ダムです。盛岡市内を流れる河川の中津川の中流域にあってダム湖の周辺やダム下の川沿いは野鳥の宝庫になっています。何年も前に初めてエナガちゃんを撮影できたのもダム下の川沿いのオニグルミの木でした。サンコウチョウの営巣もヤマセミのヤマちゃんの隠れ家もダム下の川沿いでした。
 それほどお世話になっているフィールドなのですが、ダム本体の写真を撮影したことがなかったので二眼レフで撮影してみましたよ。

2016年2月24日水曜日

ジョウビタキ

 今年の冬も週末に野鳥撮影に通っております。今まではダム湖周辺をメインフィールドに巡回していましたが、今年から小高い丘の上のリンゴ畑周辺の農道もメインフィールドに加えました。そこにとても愛想のよいジョウビタキがいるのです。撮影にでかけると必ずお立ち台の上に出てきて挨拶をしてくれるのです。上空にはチョウゲンボウやケアシノスリが飛行しているのに、目立つ場所に出てくるので心配でなりません。何とか冬を乗り越えて北国に帰って欲しいものです。
 ところで野鳥撮影に長いことNikon D300とD300Sを使っておりますが、とうとう後継機種のD500の発売が決定しました。これはもう今年の夏までには購入することになりそうです。それにしても長期間にわたって無故障で活躍してくれるD300(S)には感謝です。その使いやすさ、高性能なAF、必要十分な画質を考えると名機だなと実感しています。

2016年2月16日火曜日

イカル

 2月も中旬を過ぎて日が長くなってきました。暖冬の今シーズンですが、すでに渡りの季節が始まっているようです。今朝の通勤時間に空を見上げたらマガンの群れがいくつも北を目指して飛んでいきました。そんな中でいつものフィールドではイカルの群れがヌルデの実を啄ばんでいます。当地では冬鳥のようなイカルにようやく会うことができました。今の季節は冬と春がモザイクのように絡み合っているようです。